よくあるご質問
三重TLOについて
- TLOとはどういうものですか?
- TLOとは、Technology Licensing Organization(技術移転機関)の略称です。
大学等の知的財産部門に協力し、大学の研究成果を特許化して、それを民間企業等へ技術移転(Technology Licensing)する法人であり、産と学の「仲介役」の役割を果たす組織です。技術移転により新規事業を創出し、それにより得られた収益の一部を新たな研究資金として大学に還元することで、大学の研究の更なる活性化をもたらすという「知的創造サイクル」の原動力として産学連携の中核をなす組織です。
- 三重TLOはどんな会社ですか?
- 三重TLOは、三重県内の大学などの研究者が主な出資者となって、平成14年2月7日に設立された株式会社です。「大学等技術移転促進法(TLO法)」に基づき、文部科学大臣と経済産業大臣により特定技術移転事業(TLO事業)の実施計画の承認を受けた「承認TLO」(平成14年4月16日承認)として活動しています。
三重TLOの詳しい事業内容はこちらでご確認ください。
- 三重TLOはどこにありますか?
- 三重TLOの事務所は、三重大学地域イノベーション研究開発拠点A棟の3階にあります。
三重TLOへのアクセスはこちらでご確認ください。
- 三重TLOに入会するとどんなメリットがありますか?
- 三重TLOを窓口として新規事業の検討や、企業内の技術的な課題に関して相談をいただければ、課題解決に必要な要素が何であるかを判断し、大学の研究者等、適切な専門家をご紹介させていただきます。各機関の産学連携部門と協力をしていますので、共同研究や技術指導などに関する各種手続きもスムーズです。大学等から出願された特許情報について優先的な情報開示も実施しております。また、国や地方自治体からの助成、支援制度を活用したい場合も、適切な制度についてご紹介させていただきます。
三重TLO会員へのサービス内容についてはこちらでご確認ください。
ご相談について
- 三重TLOに相談したい時はどうすればよいですか?
- まずは、お気軽にご連絡ください。お問合せページからもご連絡いただけます。
TEL:059-231-9822 FAX:059-231-9829
相談内容の分野に応じて担当コーディネーターが就きます。三重大学関連部門や三重TLOの参加機関と連携し、対応させていただきます。
- 専門家からの技術指導が受けたいのですが。
- まずは、お気軽にご連絡ください。お問合せページからもご連絡いただけます。
三重TLOが窓口として仲介させていただくことができます。相談事項については秘密厳守で対応いたします。面談の前に秘密保持契約(NDA)の締結も可能です。
- 研究者との共同研究を申し込みたいのですが。
- まずは、お気軽にご連絡ください。お問合せページからもご連絡いただけます。
内容に応じた大学等の研究者をコーディネートいたします。 相談事項については秘密厳守で対応いたします。面談の前に秘密保持契約(NDA)の締結も可能です。
- 研究開発助成等を受けたいのですが。
- 国や自治体等の各種の支援・補助制度について情報提供しております。また、支援・補助制度を受けるときの申請方法などについても助言させていただくことができます。
- 大学が保有する分析装置や設備を使用することができますか?
- 企業様のご利用の場合、大学研究者との共同研究を前提に利用できる場合があります。詳しくは、お問合せページからからお問い合わせください。
情報提供について
- 三重大学の特許を知りたいのですが。
- 出願済みの特許については技術シーズのページで閲覧していただけます。なお、公開前の特許については、会員IDが必要です。
- 三重TLO技術情報クラブ会報 のバックナンバーが見たいのですが。
- 三重TLO技術情報クラブ会報のページをご覧ください。なお、最新号の三重TLO技術情報クラブ会報については、会員IDが必要です。
- 三重TLOの交流会や関わる研究会・講演会などの情報が知りたいのですが。
- 行事予定のページでご確認ください。三重TLOの会員様には、メール配信でも行事案内を配信しております。
開催報告についてはこちらでご確認ください。
会員制について
- 三重TLOの会員になるにはどうすればよいですか?
- ご入会のお申込みは、ホームページ上の入会申込書に必要事項を記入してE-mailまたはFaxで送付してください。会費のお振込み確認後に会員IDを発給いたします。
入会申込の詳細についてはこちらでご確認ください。
- どのような会員がありますか?
- 一般会員・ベンチャー会員・特別会員・個人会員の会員種別があり、それぞれ会員特典を受けることができます。
会員種別の詳細についてはこちらでご確認ください。
会員特典の詳細についてはこちらでご確認ください。
- 会員登録内容を変更したいのですが。
- 入会時に申込書に記載した内容が変更になる場合は、必ず三重TLOまでご連絡下さい。お問合せページからもご連絡いただけます。
TEL:059-231-9822 FAX:059-231-9829
その他(知恵袋)
- 保健機能食品の機能性について、大学で評価することは可能でしょうか?
- 条件によっては大学で評価ができる場合があります。保健機能食品(いわいる健康食品)制度には「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」があり、特に「機能性表示食品」では科学的根拠(エビデンス)に基づいた機能性が求められます。このエビデンスを取得するのに大学等の研究機関が活用される場合があります。
- 農産物そのものを機能性表示食品とすることができますか?
- はい、農産物そのものを機能性表示食品にすることは可能です。例えば、特定の栄養素や健康効果を持つ農産物があります。これらの特性を強調し、機能性表示食品として市場に提供することができます。ただし、それには科学的な研究や試験が必要です。
- 電気自動車(EV)の部品開発において注意すべき点を教えてください。
- 電気自動車(EV)の部品開発においては、いくつかの注意点があります。まず、高い性能や安全性を確保するために、次の点に留意することが重要です:1. 性能と効率:部品の性能や効率を向上させるために、最新の技術や素材を導入し、研究開発を重ねることが必要です。2. 安全性: EVの部品は高電圧を取り扱うため、安全性が最優先です。適切な絶縁材料や設計が必要です。3. 耐久性:長寿命で信頼性の高い部品を開発することが重要です。特に電池やモーターなどの寿命に関する研究が必須です。4. 軽量化と効率: EVは航続距離に影響するため、部品の軽量化と効率向上が求められます。これには先進的な素材やデザインが必要です。5. 規制と標準:自動車産業は厳格な規制に従う必要があります。地域ごとの法規制や安全基準に合致するように開発することが必要です。6. 供給チェーンの確保:部品の供給チェーンの確保とリスク管理が不可欠です。特に希少な素材やコンポーネントの入手について検討する必要があります。7. 充電技術: – EVの普及において充電技術も重要です。急速充電や無線充電など、新しい技術の開発が必要です。これらの要素を考慮しながら、継続的な研究開発と産業動向の把握が重要です。
- 知的財産権を自社で取得するには、どのようにすればいいですか?
- 知的財産権を自社で取得するためには、次の手順が一般的です:1.調査と検討:まず、競合他社の特許や登録商標などの知的財産を調査し、同様のものが既に存在するか確認します。重複を避けるために注意深く検討することが重要です。2. 特許出願(特許を取得する場合):発明や技術的な進歩があれば、特許を取得することが考えられます。専門の特許弁理士と協力し、特許庁に特許出願を行います。3. 商標登録(商標を取得する場合):商品やサービスに関連する商標を確立し、商標登録を行います。これにより、独自のブランド識別子を保護できます。4. 意匠登録(デザインを取得する場合):製品やパッケージのデザインに独自性がある場合、意匠登録を検討します。これにより、他社の模倣からデザインを守ることができます。5. 著作権登録(著作物を取得する場合):ソフトウェア、文学作品、芸術的な制作物などに関連する著作物があれば、著作権登録を行います。6. 秘密保持契約の締結:重要なノウハウや業務上の秘密情報がある場合、関係者との秘密保持契約を締結することで、機密情報を守ることができます。7. 法的アドバイスの取得:知的財産権に関する法的なアドバイスを専門家から受けることが重要です。特に、特許弁理士や知的財産弁護士の協力を得ることで、効果的に保護策を打つことができます。これらのステップを踏んで、自社の知的財産を適切に保護し、競争環境での優位性を確保することができます。
- 統計解析を利用して社内の業務改善ができるようになりますか?
- はい、統計解析を利用することで社内の業務改善が可能です。統計解析はデータから傾向やパターンを見つけ出し、意思決定を補完するための有用なツールです。次はその例です:1.データの優先順位付け:統計解析を使用して、業務におけるさまざまな要因の影響を評価し、優先順位をつけることができます。これにより、最も効果的な改善策に集中できます。2. パフォーマンス評価:従業員の業績や業務プロセスの効率性を評価するために統計解析を利用できます。この情報をもとに、改善すべき領域を特定します。3. 品質管理:製造業などで統計解析を使用して製品の品質を管理することができます。異常を早期に検知し、品質向上に寄与します。4. 予測と需要予測:過去のデータを分析し、将来の需要を予測することができます。これにより、在庫管理や生産計画の最適化が可能です。5.コスト削減:統計解析を使用して業務プロセスを詳細に分析し、コストを削減できる機会を見つけることができます。6.マーケティング戦略の最適化:顧客行動の統計的な分析を通じて、効果的なマーケティング戦略を立てることができます。広告予算やキャンペーンの最適化が可能です。7.意思決定のサポート:統計解析は客観的なデータに基づいて意思決定を行うのに役立ちます。主観的な要素を減少させ、データ駆動型の意思決定を実現します。ただし、統計解析を効果的に利用するには、データの質と適切な統計手法の選択が重要です。専門家やデータサイエンティストの協力を得ることで、より有益な結果が期待できます。